前順序 (proset)
preorder。proset。擬順序 (quasiorder)
preorder in nLab
$ Pを臺集合として二項關係との組$ (P,\le_{\subseteq P\times P})は以下を滿たすならば前順序 (proset)である
反射律$ x\le x
推移律$ x\le y\le z\supset x\le z
前順序 (proset)は痩せた圈 (thin category) と見做せる
※$ x\le yを$ x\to yと書く
合成射は推移律。$ x\to yと$ y\to zに對して$ x\to zである
恆等射は反射律$ x\to x
結合律。$ w\to x,$ x\to y,$ y\to zに對して$ w\to x\to y\to zは一意に定まる
單位律
$ x\to xと$ x\to yに對して$ x\to yは一意に定まる
$ x\to yと$ y\to yに對して$ x\to yは一意に定まる
關係$ x\le yに對して射の向きを$ x\to yと決めるのは恣意的なので、時に應じて反對圈を考へればよい
前順序 (proset)はIL frameと見做せる
前順序 (proset)は區閒圈$ \varDelta[1]:=\{\top,\bot\} による$ \varDelta[1] -豐饒圈と見做せる
豊穣圏 - Wikipedia#:~:text=圏を言う。-,前順序集合,-(英語版
前順序 (proset)は、二つの對象を持ち恆等射でないただ一つの射を持つ圈$ 2:=\lbrace{\rm FALSE},{\rm TRUE}\rbraceで豐饒化された圈と考えることができる。ただし、その唯一の射を$ {\rm FALSE}\to{\rm TRUE}とし、ブール値の連言をモノイド演算、$ \rm TRUEをモノイド單位とする。すると射對象$ 2(a,b)は與へられた對象の順序對$ (a,b)上の特定の二項關係を單に拒否するか受容するかを意味するもので、この關係を表すより馴染みのある記法としては、これを$ a\le bと書くことができる。この$ 2で豐饒化された圈に對する合成と恆等射の存在は、それぞれ推移律 ($ a\le bかつ$ b\le c$ \implies a\le c) および反射律 ($ {\rm TRUE}\implies a\le a) といふ公理(これらはつまり$ \leが前順序 (proset)となることを意味する公理である)に直ちに飜譯することができる。圈$ 2における任意の圖式は可換となるから、これは$ 2で豊饒化された圈に對する豐饒圈の公理として唯一內容を持つものである。
ファンタジー: (-1)次元の圏と論理 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
John C. Baez, Michael Shulman "Lectures on n-Categories and Cohomology" 2006
コンヌの挑戦とプログラムの代数 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
Alain Connes, Caterina Consani "Characteristic 1, entropy and the absolute point" 1997 情報量 (entropy)
代數 (圈)